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Bring Me The Horizonらしくも、らしくないMV「mother tongue」を公開 

今までに数多くの猟奇的なMVを世に送り出してきたBring Me The Horizonであるが、2019年5月9日に公開された「mother tongue」のMVはこれまでのイメージを覆してきた。
6thアルバムに収録されているこの曲はBring Me The Horizonとしては異質なくらいラブソングで、アルバムを通して聴くと異様に耳に残る。
まだかまだかと待ち望んでいたけど、リリースから約4ヶ月経って念願のMV公開!



mother tongue



パッと見は男女の初々しい恋愛事情を描いているが、簡単に説明すると恋愛、宇宙、超能力、謎の液体、である。
何のことかさっぱり。
ラブソングをそのままラブシーンにしないのがBring Me The Horizonだ。
宇宙を共通の趣味とする男女が部屋で手を繋ごうすると、女性の超能力が発現。
ポルターガイスト現象のようにそこらじゅうの家具や装飾が宙を舞う中、謎のドロドロとした液体に包まれながらキスをする、というのが観たままの感想。
何のことかさっぱり。

ここからは個人的な解釈ですが、女性は地球外生命体・宇宙人なのではと。
そうであれば色々と辻褄が合う。
宇宙への興味も遠く離れた故郷の懐かしさであったり、人間には持ち得ない超能力も地球外生命体であれば使えるかもしれない。
突然発光するシーンも納得がいく。
そして赤くドロドロとした液体もその生命体の体液(恐らく興奮状態になると出る)であれば諸々の説明がつく。
エイリアンっぽさ、と言えばいいのだろうか。
男性の部屋に置いてあるテレビが全て砂嵐なのも、どこかそのような暗示をしているかもしれない。
そもそも曲名の「mother tongue=母国語」という意味が、国ではなく星を跨がっているのではと。

と、考えるととてつもないスケールの恋愛劇だ。
男女がキャッキャウフフしてるだけのしょうもないMVと一緒にじゃないよ。
Bring Me The Horizonらしくないラブソングにラブシーンでありながらも、Bring Me The Horizonらしいオカルトっぽさとほんの気持ち程度のグロテスク要素を混ぜ込んだ今までにない素晴らしいMV。
救急車で運ばれるオリヴァー・サイクスが腹を切り裂かれ内臓を化物の餌にされる「It Never Ends」と比べると、だいぶ人間としての理性が戻ってきたんだなと思う。

今回紹介した「mother tongue」が収録されているアルバム「amo」はオルタナティブ・ロックとして生まれ変わり、進化した良アルバムなので、是非一度聴いてもらいたい。



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( 2019/05/10 01:24 ) Category 洋楽 | TB(0) | CM(0)

Taylor Swift/テイラー・スウィフトとBrendon Urie/ブレンドン・ユーリー(Panic! at the Disco)がファンシー満載のコラボレーション曲「ME!」をリリース 

2019年4月26日にリリースされた世界の歌姫 Taylor Swift/テイラー・スウィフトの新曲「ME!」。
約1年半振りとなる彼女の新曲ということで世界中沸き立っております。
YouTubeでは投稿後24時間の再生回数もアリアナ・グランデを抜いて女性ソロアーティストでトップの記録を樹立するという話題の曲。

個人的に注目したのはフューチャリングとしてPanic! at the DiscoのBrendon Urie/ブレンドン・ユーリーを迎えていること。
言わずもがな、自分はPanic! at the Discoのファンである。
Twitchで楽しそうにゲーム実況してる世界的アーティストなんてブレンドン・ユーリーしか知らない。

そんな予想だにしていなかったコラボレーション、聴かずにはいられない。



ME! (feat. Brendon Urie of Panic! At The Disco)



まず目を見張るのが、映像のカラフルさ。
数多の色使いとファンシーな世界観が非常に美しい。
さながらディ○ニー映画を観ているような感覚。

楽曲もドが付くほどのポップさ。
いや、こうやって聴くとブレンドン・ユーリーの声って1発で分かるくらい特徴的だな。
歌詞はカップルの心情を女性側と男性側を歌い分け、MVでもテイラー・スウィフトとブレンドン・ユーリーがそれぞれカップル役としてこなしている。
「わがままな私だけど…」と「そんなことないさ、君は世界一だよ!」のよくありがちなパターンだけど。




とにかく世界で話題になっているこの曲。
改めてテイラー・スウィフトってスタイル良いし美人ですよね。
MVでも1人だけ背が高すぎて巨人に見える。
恐らくこのリリースを皮切りに次のアルバムが控えているのではないかと。
今後もテイラー・スウィフトの動向には要注目したい。

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( 2019/05/02 00:05 ) Category 洋楽 | TB(0) | CM(0)

Bring Me The Horizonの「amo」を10年前のデスコア好きに聴かせてみたい 

Bring Me The Horizonといえば、泣く子も黙るデスコア代表。
血を見ることにしか快楽を得られない凶暴さで00年代のラウド系を語るには不可欠な存在。
過去記事→メタルコア・デスコア好きなら知ってて当然なBring Me The Horizon


そんなデスコア番長Bring Me The Horizonですが、アルバムを出す毎に大人しくなっていく兆候が見られていたんですよね。
デスコアからスクリーモへと徐々に徐々に。
だからと言ってその変化が嫌だということでもなく、気にすることもなかったんですが、2019年にリリースされた6thアルバム「amo」でさすがに突っ込まざるを得なくなった。


完全にオルタナティブ・ロックじゃないか。


いや、それも「Drown」が公開された辺りから兆候があったんだけど、ここまで偏るかと。
シャウトもデスボイスも取り除き、優しく歌うBring Me The Horizonなんて誰が想像したものか。
ただボーカルを務めるOliver Sykes(オリヴァー・サイクス)のタトゥーだけはガチ。
頭部にまで墨入ってる。


10年前にタイムスリップして暴れん坊デスコア好きに「これ、2019年に発売されたBring Me The Horizonのニューアルバムなんだけど」って聴かせたらどんな反応するのだろうか。
あまりの変貌ぶりに信じてもらえないのでは。



The Comedown





mother tongue




お分かりいただけただろうか。
同一バンドである。
かなり極端に比較曲をチョイスしたので卑怯な感じもあるが、10年でここまで変化するバンドも珍しい。
「mother tongue」は「母国語」という意味で、オリヴァー・サイクスが離婚した奥さんと、再婚した現在の奥さんへ歌った曲。
曲中に"fala amo"という歌詞が出てくるが、これは今の奥さんの母国語であるポルトガル語で「愛してる」の意。
アルバムタイトルの「amo」もここから引用されている。
そう、この曲は正真正銘ラブソングであり、アルバムタイトルも愛を冠している。
Bring Me The Horizonが愛を歌うだなんて誰が予想した。
歌ったとしても声とも言えないデスボイスとシャウトで何言ってるか分からないのがオチだろと。


ここまで違和感なく話を進めてきたが、オルタナティブ・ロックとしてのクオリティ高くないですか?
デスコアバンドとしての土台がいい塩梅になり、Bring Me The Horizonらしいロックに仕上がっている。
バンドサウンドだけではなく、流行りのダンスミュージックの要素も取り入れる貪欲さも。





すっかりデスコアが体内から抜け切りオルタナティブ・ロックバンドとして生まれ変わったBring Me The Horizon。
ライブで観客に歌わせようとばかりして、肝心の自分はほとんど歌わないオリヴァー・サイクスの姿は健在だが、パフォーマンスの格好良さも相変わらず。
アルバムの聴き易さとしては邦ロック好きにもおすすめできる1枚。
この10年間での変化をあなたも感じてみてはいかがでしょうか。



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( 2019/04/22 01:02 ) Category 洋楽 | TB(0) | CM(0)

待ってました!The Raconteurs(ザ・ラカンターズ)が約10年振りとなるダブルA面の新曲「Sunday Driver / Now That You're Gone」をリリース 

The Raconteursがニューアルバムを作成中という話を書いた記事を先日書きました。
もう活動はしないのかな…なんて思っていたらば入ってきた10年振りの活動再開報告。
過去記事→The Raconteurs(ザ・ラカンターズ)が約10年振りとなる新譜を発表するらしいので、今から復習して待ち構えておこう

そんな今か今かと待ち遠しいニューアルバムですが…
なんと先立って新曲を2曲リリース!

The Raconteurs


記事を書いた昨日の今日での発表に嬉しさを隠せない。
リリースに伴って2曲共にMVもYouTubeで公開された。
一気に活動しすぎじゃないですか?

さて10年という年月が経ち、The Raconteursがどのように変化するのか…
ファンを待たせるだけ待たせた新曲はいかほどのものなのか…




Sunday Driver




Now That You're Gone




聴いてもらえれば分かるであろう、変わっていないのだ。
10年前に発売された2ndアルバム「Consolers of the Lonely」から変化を感じさせない純度100%のThe Raconteursサウンド。
タイムスリップでもしたんじゃないかと疑ってしまいたくなる。
両曲ともにどこか懐かしさを感じさせるサウンド。
「Now That You're Gone」はMVを見た感じそのまま70年代辺りのモノクロ映画にマリリン・モンローを意識した女優を使ったオールディーな楽曲ですし。
新しいことなんて1つもしていないし、流行など全く無視してやりたいことをやっている。

昨今はアルバムを製作する毎に試行錯誤を繰り返し新しい挑戦をするアーティストが増えている。
アルバムによって全く色が違うなんてこともよくある。
そりゃ前作よりも良いものを作るため、貪欲な製作意欲を持ち合わせているからこその変化であると思う。

だがThe Raconteursはど直球に10年前と同じスタンスを貫いてきた。
いや、これすごいことじゃないですか?
10年変わらないスタイルって簡単に出来るものじゃないと思うんですよ。
新曲ということで色々な変化を期待していた自分としては良い意味で裏切られた。
と言うよりも安心した。
エレクトロニカが入ってきてたらもう一生The Raconteursは聴かないだろうし記事にも滅茶苦茶に汚い言葉使って批判していたんじゃないかな。




ニューアルバムのリリース日に関してはまだ明かされてはいないが、そのアナウンスも遠くはないであろう。
今回リリースされた2曲では改めてThe Raconteursのどこか懐かしいロックを十二分に堪能することが出来た。
まさかまた10年待たされることはないと思うが、ニューアルバムのリリースまで首を長くして待ちたいと思う。

( 2018/12/21 23:22 ) Category 洋楽 | TB(0) | CM(0)

美麗エモバンドのCopelandがニューアルバム「Blushing」を2019年2月14日にリリース 

ブログでもよく記事にしている世界屈指の美麗エモバンドのCopeland。
とにかく美しくて透き通るような楽曲が特徴で、筆者一押しのバンドである。
過去記事→透き通る美メロのエモバンド、Copeland / おすすめ曲紹介
    →美麗エモバンドのCopelandが4年振りの新曲「Pope」を公開


そんなCopelandなのだが、突如怪しい動きを見せた。
新曲「Pope」をアナウンスする予兆と同じで、意味深な写真をInstagramに投稿し始めた。





全く謎な2枚の画像が投稿されるも、よく見ると絵が繋がっている。
訓練されたファンであれば勘付くであろう、何かしらが発表されると言うことに。

どんな発表が来るのだろうか…
また新曲が公開されるのかな…
アルバム出すのかな…
ワールドツアーの日程公開かな…
なんてモヤモヤしながら待っていたら、ついに公式からアナウンスが来た!
嬉しいことにニューアルバムをリリースすることが決定!

Blushing.jpg




アルバムのタイトルは「Blushing」で”顔を赤らめる”や"赤面"という意味が込められている。
リリースは2019年2月14日ということで、今回はバレンタインに日を合わせている。
前回は10月31日のハロウィンに新曲を発表し、再結成のアナウンスは4月1日のエイプリルフールにしているCopeland。
イベント事のある日に何かしらのアクションを起こし続けているお茶目さが憎めない。

「Blushing = 赤面」とバレンタイン、という点で恋愛的な共通点が伺える。
もしかしたら今作は恋愛要素が前面に出てくるのかもしれない。
とは言え、先日公開された「Pope」は"教皇"という意味合いを持つため、あまりそのような繋がりが無いように見える。
トラックリストも公式マーチに公開されており、「Pope」も収録が決定している。

Blushing CD (2019, Tooth & Nail Records)
1. Pope
2. Lay Here
3. As Above So Alone
4. Suddenly
5. Night Figures
6. Skywriter
7. Colorless
8. On Your Worst Day
9. Strange Flower
10. It Felt So Real
11. Waltz on Water

英語がサッパリな自分にはタイトルの意味が全然理解できないことが残念だ…
理解は出来ないが、Copelandの世界観が出ていることは雰囲気で分かる。
ニューアルバムはCDだけではなくLPでの発売もしており、グッズのセットも含めて公式マーチからのプレオーダーを開始している。

前作「Ixora」からは約5年振りとなるニューアルバムのリリース。
先行リリースされた「Pope」を聴く限り、今まで以上に洗礼された美しさが楽曲に込められているので、期待を裏切ることはないであろう。
2014年の再結成からスローな活動でなかなか情報が出てこなかったCopelandだったが、待ちに待ったニューアルバムのアナウンスにファンとしては嬉しさを隠しきれない。
発売まではまだ日があるので、過去作を聴きながら首を長くして待ちたいと思う。








( 2018/12/06 05:02 ) Category 洋楽 | TB(0) | CM(0)