最近はSpotifyやApple Musicなどのサブスクリプション、いわゆるストリーミングによる音楽配信サービスが充実してきました。
一時期、テイラー・スウィフトとApple Musicが揉めたなんてニュースがありました。
結果はテイラー・スウィフトの勝利となりましたが、自分としては揉め事が発生するようなサービスは使いたくないなと思って敬遠していました。
しかし、興味がなかった訳じゃないんですよ。
Apple信者の自分はPCからスマートフォン、タブレットまでApple製品で統一されているので、Apple Musicを通じてのiTunes同期がすごく魅力的でした。
PCで取り込んだ楽曲や作成したプレイリストがクラウド経由でスマートフォンに同期される便利さが欲しかった。
それと、コスト面も導入したい理由の1つでした。
アルバムCDを1枚購入すると約3000円、そんなに収入も多くないので好きなアーティストの新譜が出れば買う程度しかしてきませんでした。
海外アーティストだとなんとか輸入盤を探して安く購入したりもしていました。
BOOK○FFの中古CDコーナーなんて宝の山でしたね。
それがApple Musicだと月額980円で聴き放題。
音楽ジャンキーには安すぎる値段設定なんですよ。
どうしてもCD購入で対応していくと金銭的に聴ける音楽が限られてくるなと感じていたんですよ。
レンタルがあるじゃないかと言われるかもしれないですけど、出不精の自分からしたら外に出て店舗までCDを借りに行って、期日内に店舗へ返しに行くっていうのが本当に面倒臭かったんですよね。
実際にレンタル店のカード持ってないですし。
今まで使ってこなかったことを後悔する利便性
興味があったのと知人の勧めもあり、Apple Musicに登録をしてみました。
何故Apple Musicかと言われると、信者だからです。
Apple教に入信してるから。
実際Spotifyとも悩んだんですが、ハードとソフトの統一が楽だと思ったからなんですよね。
3ヶ月無料というのも背中を押してくれました。
使い辛かったらすぐ辞めればいいやっていう気持ちがありましたし。
使ってみた第一印象としては、こんな簡単に色んな音楽を聴けることを感謝します神様、でした。
過去の名曲から日本のマイナーインディーズバンドまで網羅されている品揃え。
聴きたくてもなかなか手を出せずにいたエリック・クラプトンをようやく聴くことが出来た。
気になるアーティスト、曲があれば1クリックでライブラリに追加出来て、必要であればダウンロードして外でもオフラインで持ち歩くことができる。
外で使用する場合の注意として、配信サービスであるためにストリーミングになるんですよね。
つまりは曲を再生すると常時オンライン通信している。
なので知らずに音楽を聴きまくっているといつかデータ通信速度規制の餌食になります。
それを防ぐため外で聴く場合はダウンロードしてくださいってことなんですよね。
とにかく広く浅く音楽を聴き漁るには最高のツールです。
常にオンライン環境にある自宅PCだとダウンロードする必要もないので、ストレージの容量も大きく使わずに済みます。
新譜が配信されるとAppleから知らせてくれますし、週更新でおすすめの曲をプレイリストでまとめてくれていたりするので、BGMのチョイスに悩まなくて済みます。
個人的に便利だと思ったのは、アーティストのページにいくと「はじめての〇〇(アーティスト名)」というプレイリストが公開されていること。
今まで気になっていたけど、いざ聴こうにもどのアルバムから何の曲を聴いたら良いのか分からない…ということが無くなりました。
とりあえず聴いてみようでプレイリストを再生するだけでまとめられたおすすめ曲が次々に流れます。
こういう敷居を低くするサービスがすごくお気に入りです。
配信サービスが故のデメリットもう一生使い続けたい気持ちのApple Musicですが、良いことばかりでもありません。
配信サービスであるので、アーティスト又はレーベルが配信をしていない場合もあります。
これ聴きたいな、と思っても全く配信されていないとか。
それこそ今をときめく米津玄師は配信がされていません。
買えと、俺の音楽を買えという声が聞こえる…
アーティストはサブスクリプション配信サービスに関心を示していても、レーベル側が承諾しないパターンがあるようにも思えます。
音楽が売れないと言われる時代だからこそ、その危機感から配信より販売に重きを置いているのではないでしょうか。
米津玄師は配信こそされてはいませんが、iTunesストアでは全曲販売がされています。
なので、音楽配信サービスだからと言って世の中すべての音楽が配信されているという訳ではないということです。
あと洋楽が好きな人だと気になると思うんですけど、アーティスト名がカタカナで表示される。
なんか嫌じゃないですか?
それ以上の問題として、CDから取り込むと英語表記なので、取り込んだものと配信サービスからライブラリに追加したものが別のアーティストとして扱われるんですよ。
「Muse」と「ミューズ」で2つのアーティストが作られてしまうんです。
これがすごく面倒臭い。
このアルバムはCDから取り込んだから「Muse」にあって、こっちのアルバムは「ミューズ」に入ってて…という風に整理が出来ないです。
再生する際の回避策としてはアーティストのプレイリストを作ってそこで統一すればいいのですが、なんでそんな手間をかけなきゃいけないんだと疑問に思います。
デメリットもありますが、それが気にならないくらい多くのメリットが音楽配信サービスにはあります。
要は、長い間登録しようかどうしようかうじうじ悩んでましたが、いざ使ってみたら最高でもう手放せない状態です。
とはいえ、音楽業界の未来を考えるとCDを購入するということは非常に重要なことです。
音楽配信サービスを利用して良いアーティストを探し発見し、CDを買ったりライブに行ったりするためのツールとして今後も使い続けていきたいです。
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