インストゥルメンタル(器楽曲):人声を一切用いず、楽器のみで演奏されれば器楽曲と呼ばれる。
(Wikipediaより抜粋)昔に比べると年々インストバンドのシェアは大きくなってきているかなと思います。
F1の曲でおなじみ「T-SQUARE」や、2人組ギターインスト「DEPAPEPE」、スカバンドといえば「東京スカパラダイス・オーケストラ」。
テレビでもボーカルがなくて使いやすいのかBGMでよく耳にするようになりました。
「お、この曲って〇〇のだよな。」なんて体験よくありません?
そんなインスト勢でも最近グイグイ上がり調子なのが、静岡県浜松市が産んだピアノインストバンド「Adam at」。

固定メンバーを持たないセッションバンドなので、メンバーはキーボーディストのAdam at 1人のみ。
マリリン・マンソンのボーカルがマリリン・マンソンみたいなもの。
ピアノインストでありながらロックやらボサノヴァやらジャズやらテクノやらスカやら色んな要素が盛り込まれてて縦ノリの曲調で踊れる踊れる。
浜松市内のリハーサルスタジオに貼ってあるポスターに自宅の最寄りコンビニをサインする人。
所属レーベルであるビクターエンタテイメントが主催するイベント「ビクターロック祭り」で自作の看板をぶら下げて出演させてくださいと本人自ら会場内を回ること数年、ついに夢が叶った奇跡の人。
Silent Hill1st Mini Albumのリード曲ですが、もう踊れる。
幻想的なイントロから始まり静かなバラード調かと思いきや、突如押し寄せる縦ノリの曲調。
あと個人的にとても良い点が、早くて難しいピアノフレーズがないこと。
早弾きでテロテロしているバンドが増えている中で、コード感とグルーブで勝負しているAdam atは貴重な存在。
いや、テロテロするのもカッコいいんだけどさ、聴いてるこっちが疲れてくるんですよね。
ましてやアルバム通してやられると正直しんどい。
反してAdam atのアルバムは長く聴いていても全く苦にならないし、なんだったらBGMとしてでもずっと聴いていたい。
六三四打ちとれ!
野球好きの人であれば耳にしたことがあるんじゃないでしょうか?
NHKプロ野球中継テーマ曲として3年君臨し続けています。
インスト界の快挙。
こちらもライブで盛り上がること間違い無しの縦ノリナンバー。
レコーディング環境なのか、レコーディングメンバーなのかは定かではないですが、音の厚みが増し、より明るい雰囲気が前面に出てきています。
Dining of Dキユーピー マヨネーズ「マヨソテー ロメインレタス」篇30秒 キユーピーCM
こんなところにもAdam at。
上の動画は新たに公開された「マヨソテー ロメインレタス」篇で、曲名等の詳細は不明です。
キューピーのCMは前回の「野菜は、踊る。」篇に続いて楽曲を担当。
「野菜は、踊る。」篇の曲は4thフルアルバム「サイコブレイク」のTr.2「Dining of D」として収録されています。
4thアルバム買ってこのDining of Dを聴いた時には正直テンションが上がった。
だって30秒だけしか公開されてないまま1年以上待ったんだもん。
こちらは上で紹介した曲とはまた違い、優雅な食卓を彷彿とさせるオシャレなジャズ調の曲。
と思いきや、突然やってくる歪んだギターのソロ。
ここまで音楽性の幅広さを見せつけられると頭が上がりません、玉田さん。
様々なフェスへの出演も決まっていたりと、引っ張りだこなAdam at。
曲だけではなくMCやTwitterなどのSNSでの発言も面白い。
Twitterで毎日謎かけを投稿する企画もやっていた、しかもクオリティ高いから悔しい。
バンドマンなのか落語家なのか境界線が曖昧になってきている。
Adam atの真骨頂は何と言ってもライブだと思うので、ぜひ一度ライブハウスへ足を運んでいただければと。





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