日本が誇る作曲家である坂本龍一を知らぬ人はいないだろう。
「Merry Christmas Mr. Lawrence」を始めとし、数々の曲がメディアで使われ、耳にしている。
そう、自分が知っている坂本龍一は以上だ。
え?
名前は知ってるよ。
でも曲を深く聴いたことがない。
なんというか、高級料亭のような敷居の高さを感じていて手が出せずにいる。
聴けば、あぁーってなる曲は多いはずだ。
あとは矢野顕子の元夫、坂本美雨の父ってことくらい。
そんな坂本龍一ど素人の僕でも「energy flow」くらいは知っている。
1999年にリリースされたこの曲。
20代中盤以上の方なら一度は耳にしているはず。
というか、CMで流れまくってたから。
CMが話題となり、この曲が収録されたシングル「ウラBTTB」はミリオンセラー。
CM効果でCDのセールスに影響するなんて、いい時代でしたね。
そんな「energy flow」ですが、約20年の時を経てMVが公開されました。
ってか作られてなかったのかよという驚き。
今回「BTTB」の20周年を記念しての公開とのこと。
energy flow元々暗い曲だが、それに合わせたモノクロの映像であったり、もの哀しげなシーンが非常にマッチしている。
この作品はNYを拠点とするクリエイター・チーム、Zakkubalanが制作したもの。
今回のMVのコメントとして坂本龍一は
「エナジーフローという曲は、映像をつけるのが実は難しい曲だ。
今回、Zakkubalanさんたちは苦労してよくやってくれたと思う。
うっすらと、故郷を離れ、また帰ってくるというようなストーリーが受け取れる。」
と述べている。
車で道路を走るシーンや、船から海や山の景色を見るシーンは旅路を連想されられる。
ただただ暗い作品という訳ではなく、これから先への希望も見て取れる前向きな作品だ。
こんなファンとも言えない男が何を綴っても説得力はないが、20年という年月に感銘を受けてしまった。
まだまだ敷居は高いと感じてしまっているが、この機会にでも超えないとならないと思う。
とはいえ坂本龍一作品の中で、もちろん好きな曲はある。
今回はそれを紹介して締めにしようとする。
The Other Side of Love「featuring Sister M」とは、娘である坂本美雨をボーカリストとして迎えてリリースされたこの曲。
同時に坂本美雨のデビュー曲でもある。
触ると壊れてしまいそうな、そんな危うさとも言える繊細な旋律がとても美しい。
ドラマの主題歌としても起用されたので、知っている人も多いはず。
坂本美雨っていいですよね、なんか手の届きそうな可愛さが。
the HiatusのThe Afterglow Tourに参加してるのを見て一目惚れした、人妻だけど。
こんな坂本龍一ど素人の自分ですが聴いたことのある曲は多い。
名曲製造機である坂本龍一を知るいいきっかけだと思うので、普段聴かない音楽にも手を出してみるのも良いかと。
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