常々このブログではösterreich(オストライヒ)こと高橋國光に関した記事を書いてきています。
國光教は数年に1回程度の楽曲発表を糧として生きているといっても過言ではない。
そんな今年の大ニュースとして、アニメ 東京喰種:reのEDテーマとしてösterreichが抜擢された。
(過去の記事で歓喜している様子は「
アニメ「東京喰種:re」のEDテーマに再び抜擢されたösterreich(オストライヒ)/高橋國光を振り返る」にて)
発表から約1ヶ月、待ちに待ちました。
もしかしたら…という期待もしていましたが、楽曲の初出しはアニメの放送に合わせたものとなりましたね。
そして公開された曲はまさかまさかの展開。
楽園の君なにか聞き覚えのある歌声。
クレジットを見てみると
Vocal: 飯田瑞規 (cinema staff)
Guitar: 高橋國光
Bass: 岩久保佳秀
Drums: 山口大吾 (People In The Box)
Chorus: 鎌野 愛 (ex. ハイスイノナサ)
残響レコードのオールスターズ集結。
これには正直驚かされました。
前作までのリリースも残響レコードからだったため、the Cabsでの繋がりが切れていなくて安心したのですが、まさかここまでのメンバーを集めるとは。
ボーカルは言わずもがな、cinema staffの飯田瑞規が。
the Cabsとcinema staffは過去同じレーベルに所属し、お互いのバンドを褒め合いながら切磋琢磨し合う盟友でした。
今ではメジャーレーベルであるポニーキャニオンに移籍したcinema staffですが、その関係が今になって繋がるなんて夢にも思っていなかった。
高橋國光の曲を飯田瑞規が歌う日が来るだなんて。
もうそれだけで涙腺が緩んじゃうんですよ。
高橋國光が紡ぎ出す難解なメロディを抜群の歌唱力で歌いこなす飯田瑞規。
この組み合わせ、最強なんじゃないですか?
飯田さん、今後もösterreichで歌ってくれませんか?
何てことも思ってしまう。
今まで盟友として、ライバルとして別のバンドをやっていたとは思えない綺麗なハマり方。
そして、もう一点注目すべきがギターを担当するは高橋國光だということ。
2013年にthe Cabsが解散して以来、その類稀なるギターの才能を世に出すことをしなかったのだが、この曲においてついに解禁。
(高橋國光のTwitterより)
上の発言にもあるように、本人としてもギターを弾くことに特別感を抱いている様子である。
実際に、österreichとして発表されてきた楽曲のほとんどがキーボードであったり打ち込みであったりと電子音であった。
ファンとしても待ち望んだギター解禁である。
約5年の時を経たギターのフレーズは、あの頃と変わらず不協和音を奏で、それでいて透き通るような美しさ。
理論立てされていないアルペジオは高橋國光が帰ってきたんだということを感じさせる。
本当に天才なんだと、もはや手癖でフレーズを考えているんじゃないかと。
この曲が公開されてから嬉しい事が多すぎて感情が忙しい。
さらには夢の共演、ギターの解禁というだけではなく、曲の完成度も素晴らしい。
the Cabsを彷彿とさせるバンドサウンド。
ドラムはPeople In The Boxの山口大吾が担当しており、この複雑な拍子の曲を綺麗であり、激しく叩いている。
どういう拍子なんだろうと自分で拍を数えてみようと思ったが、全然分からない。
博識な方、教えてください。
ベースは岩久保佳秀が演奏している。
誰なんだろうとGoogleで調べてみても出てこない。
残響レコードに所属するなら、名前で調べたら出るはずなのに…
と思っていたが、出てこないのも納得。
高橋國光の地元の友人らしい。
調べた時間返せ。
高橋國光が全幅の信頼を置き、このメンツの中でレコーディングに参加するということ自体で只者ではないであろう。
今後もクレジットに名が載るかもしれない。
コーラスは過去に「無能」、「贅沢な骨」でボーカルを務めた鎌野愛。
透き通った声のコーラスで楽曲の美麗さを際立たせている。
というか、この「楽園の君」のボーカルは誰だろうと予想していたのだが、第一候補は今まで楽曲を歌ってきていた鎌野愛であった。
結果としては大どんでん返しだったが、やはりösterreichには欠かせない存在であることは間違いない。
先行配信も同時に開始そして、この「楽園の君」はMVの公開と同時に先行リリースも開始された。
Apple Music、Spotify他各社からサブスクリプション配信、ダウンロード販売となっている。
https://smar.lnk.to/Udl5_WNCDの発売は2018年12月12日となっている。
なにか違和感を感じたこの発売日、漢数字で書く「十二」を少しいじると「王」になる。
東京喰種の主人公である金木研が「隻眼の王」であるということから、関連性を持たせた日にちでの発売である。
粋だね。
ちなみに金木研の誕生日は12月20日でこの漢数字も「王」となる。
そしてOPを担当するTK from 凛として時雨の「katharsis」は発売日が11月21日で、こちらも「王」と書く事ができる。
こういう遊び心も楽しいですね。
待ちに待ったösterreichの「楽園の君」はファンとして最高の展開となった。
cinema staffの飯田瑞規をボーカルに起用するというサプライズは、往年のファンからしたら涙なしでは聴けない。
なかなか表舞台に出て来ず、活動も活発ではないösterreichであるが、首を長くして待っていればまた新しい名曲に出会えるかもしれない。
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