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The Raconteurs(ザ・ラカンターズ)が約10年振りとなる新譜を発表するらしいので、今から復習して待ち構えておこう 

みなさんご存知のThe White Stripesと言えば、00年代のロック史でも重要なバンドの1つだ。
簡単に言えばグラミー賞を3作も受賞している。
代表曲である「Seven Nation Army」のギターリフはシンプルながら耳に残る、必聴の曲だ。
聴いたことのない人は今すぐ聴いたほうがいい。
またボーカル、ギターを始め様々な楽器を演奏しフロントマンを務めるジャック・ホワイト(Jack White)は類稀なる音楽の才能を持っており、そのギタープレイは「『ローリング・ストーン』の選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第17位となる素晴らしさだ。
とにかく天才すぎて凡人には理解が及ばなくなるレベル。


さて、ここまで語ってきたThe White Stripesは前説だ。
今回はその活動の裏でジャック・ホワイトが旧友4人と結成したThe Raconteurs(ザ・ラカンターズ)の話をしたい。

The Raconteurs

・ボーカル、ギター、シンセサイザー - ジャック・ホワイト Jack White
・ボーカル、ギター、キーボード - ブレンダン・ベンソン Brendan Benson
・ベース - ジャック・ローレンス Jack Lawrence
・ドラム、パーカッション - パトリック・キーラー Patrick Keeler

結成は2005年、ジャック・ホワイトとブレンダン・ベンソンが2人で作曲したことをきっかけにバンドを組むこととなりジャック・ローレンスとパトリック・キーラーを迎え入れ現在の4人編成となった。
The White Stripesの活動期間が1997年〜2011年であるので、ジャック・ホワイトは2つのバンドを並行して活動していた。

The Raconteursが現在までにリリースしているアルバムは2006年の「Broken Boy Soldiers」と2008年の「Consolers of the Lonely」以上2作だ。
結成してすぐはリリースのスパンが短いが、最後のアルバムからはすでに10年の月日が経ち、活動はもう行われないものだと思っていた。

だがここにきてビッグサプライズ、2019年に新アルバムをリリースするとのアナウンスが発表された。
2008年に発売された「Consolers of the Lonely」の10周年を記念してリイシュー盤が発売されることが決定したのだが、その中に新曲が2曲収録されることと同時に発表された新アルバムの話。
どんだけ待たせるんだよ、10年だぞ…となる気持ちは抑えて素直に喜びたい。

と言う訳で今回は10年振りとなる新アルバムのリリース(予定)を控えたThe Raconteursの復習をしようじゃないかと。



Steady As She Goes



The Raconteurs結成のきっかけであり、1stアルバム「Broken Boy Soldiers」のリード曲。
イントロではアタック音を抑えてローの効いた歯切れの良いベースラインが非常に印象的であり、シンプルながらもキレの良いドラミング、ジャック・ホワイトとブレンダン・ベンソンの2人によるギターの掛け合い。
どのパートもシンプルなのだが、その組み合わさりが非常にうまく出来ていてカッコいい。
メロディも特に凝った作りがされていない。
短いフレーズが繰り返されるのだが、その一つ一つが耳に残るので飽きることなく聴き通せる。
本当にシンプルでありながら、どこか古めかしさを感じさせる名曲だ。




さて、シンプルシンプルと言葉を並べてきたがそれは音源の話であって、ライブではジャック・ホワイトがやりたい放題している。
歪みまくったギターでソロを弾きまくり、落ち着いた雰囲気だった曲調は一転してロック調に、そんなのなかったじゃんと言いたくなるラジオボイス。
ギターに関しては本当に天才なんだと感じざるを得ない。
あんなに歪みまくりの尖りまくりな音を好み、操れるのはジャック・ホワイトしかいないだろう。
才能爆発とはこういうことを言うのかと。
同じ曲でも全く別物になってしまう、してしまうThe Raconteursが恐ろしい。




Salute Your Solution



2ndアルバムの「Consolers of the Lonely」は暗い印象が強かった前作とは打って変わって、ロック色の強い作品になっている。
前作は全体的な音作りがベースやスネアのアタック音が抑えられていてモコっとした印象であったが、今作ではどちらも変更されて、ロックに合う音になっている。
言ってしまえば今時な音だ。
ツインボーカルとしてジャック・ホワイトとブレンダン・ベンソンが1曲で明確に歌い分けをするようになったのも大きな違いである。
どことなくThe White Stripesらしさ、ジャック・ホワイトらしさが見られ、尖った雰囲気が強いアルバムだ。





正直なことを言うと、音源を聴くよりもYouTubeでライブ映像を観てもらった方がThe Raconteursの凄さを感じてもらえるはず。
だが、YouTubeにアップされているライブ映像がほとんどYouTuberの投稿であるがために、ここでは紹介しない。
なんか悔しいから。
なので興味を持ってもらえたならばYouTubeで探してみてください。
活動期間が短いので多くは出てこないですが、どれも凄まじいプレイですよ。

そんなこんなで10年振りの新作が待ち遠しいThe Raconteurs。
次はどんな姿をみせてくれるのか、天才ジャック・ホワイトがどんなやりたい放題を見せてくれるのかが非常に楽しみである。



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( 2018/12/06 01:48 ) Category 洋楽 | TB(0) | CM(0)
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